宮後住吉踊

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資料名
宮後住吉踊(みやうしろすみよしおどり )
分類
【指定文化財】一宮市指定文化財 無形文化財(芸能) (管理番号31203)
所有者
宮後住吉踊    保存会
員数
-
指定年月日
平成12年6月22日
解説
住吉踊は、もともと大阪の住吉大社に伝わる芸能で、時経て文政年間(1818-30)には大がかりな興行という形式をとるようになる。構成も、浄瑠璃語りや三味線引きを加え12〜15人の一団となり、伊勢音頭もとりこみ、さらには、演目に芝居の物真似やおどけ狂言を交えるようになる。江戸末期には、その構成人数とか場所にかかわらず、いろいろな分野の芸能を含む包括的なものに変わり、各地に招かれるなど一時代を風靡していたのである。
宮後住吉踊は、伊勢音頭もとりいれた7曲の手踊りと、4種の狂言(だんもの段物)をあわせもつ点では、江戸末期の諸文献(『世のすがた』等)にでてくる変遷した系統に属するものと位置づけられる。芸能史の資料として、往時のそれが見聞、検証できるという点で貴重な存在である。
子ども用かいせつ
住吉踊(すみよしおどり)は、もともとは住吉大社(すみよしたいしゃ:おおさかのじんじゃ)に伝(つた)わっていた、おどりとお芝居(しばい)です。それが、いろいろな地方(ちほう)に広(ひろ)がっていきました。